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No.26 1969年式 ランチア フルビアクーペ ラリー1.3S

37位 高田 一夫・杉原 桂子ペア

 このフルビアは独創的な狭角V型4気筒DOHCエンジンや、アルミ製ボンネット・ドア・トランクを採用しました。

 1970年にランチアはフィアットの傘下となり、コスト削減の為、性能がダウンしてしまいますが、高田さんのクルマはその前、ランチアのラインで生産された最後の世代なんです。

No.25 1969年式 ランチア フルビアクーペ ラリー1.3S

高田 一夫・杉原 桂子ペア

車両解説

 ランチアというと、日本ではあまり知られていませんがモノコックボディや独立式サスペンション、V型エンジン、5速トランスミッション、風洞実験に基ずくボディデザインなどを市販車において世界で初めて採用したメーカーなんです。
 このフルビアも独創的な狭角V型4気筒DOHCエンジンや当時は未だ珍しかった前輪駆動を採用しました。また、広いグラスエリアや上品なデザインなど上質なクルマに仕上がっているのも流石ですね。
 1972年のWRCチャンピオンカーになるなどラリーでも大活躍をしその後のストラトスやデルタといった名車に続く「ラリーのランチア」のイメージを定着させたのもこのクルマなんです。