ツール・ド・みちのく2019、2日目の様子です。
この日も快晴で、沿道では手を振る観客の姿も多く見られました。




















竹内 耕太・深津 宏高ペア
ドイツのコーチビルダー、つまり車体メーカーであるカルマン社が企画しイタリアのカロッツェリア・ギア社の原デザインに基づいてボディを生産。これにVWビートルのコンポーネンツを組み合わせる合作により誕生した車で、ネーミングの由来もこの2社の社名を組み合わせたものであります。
全面的に曲面デザインで構成されたボディを持つタイプ1と、後に追加された直線的モチーフをボディに取り入れたタイプ3がありますが、タイプ3はそれほど人気を得られずタイプ1より先に販売中止となります。
こちらのタイプ1は値段の安さや整備性の良さ、そして走りの良さが好評で1973年まで生産される人気車となりました。
2日間とも、(株)ネコ・パブリッシングさまのティーポ編集部より参加型取材として全コースを走っていただきました。その様子は10月4発売の「Tipo 11月号」に掲載予定です。みなさまぜひ書店へ!
齋藤 良明・米沢 和優ペア
先ほどの4/4以降基本的構造が同じクルマを造り続けているモーガンですが後にハイパワーエンジンを積むプラス4を追加。そのプラス4に積むエンジンが生産終了となったため1968年にローバー製V8エンジンを搭載したプラス8がデビューしました。
モーガン社史上最多の生産台数を記録したことからも分かるようにこれまでのモーガン社にはなかった強力なパワーと豪快な操縦性を持つモデルとして人気を博しました。
このプラス8は2004年に生産を終了しましたが8年後の2012年にBMW製V8エンジンを搭載して復活しました。
ちなみに、ルパン3世のTVシリーズで使われたクルマはアルファロメオ6Cで、モーガンではありませんので悪しからず。
本木 浩喜・本木 恵美ペア
1974年から1990年まで16年にわたって造り続けられた名車カウンタックですがついにフルモデルチェンジを行い誕生したのがディアブロです。
空気抵抗を意識した低い車高とシザードアといったカウンタックの特徴を踏襲しました。
ご存知の方も多いでしょうがディアブロとは「悪魔」という意味で伝説の闘牛の名前から取られたと言われていますが、実は当初は闘牛とは無関係に「ディアブロ」と名付けるつもりだったが後に調べた所偶然にも闘牛の名前に同じものがあった事が発表前に明らかになったというお話もあります。
それにしても「悪魔」を名前にするとはデーモン閣下くらいチャレンジングですよね。
麻宮 騎亜・太田 賢哉ペア
彼女のカレラシリーズなどでお馴染みの漫画家 麻宮先生の愛車がこちらです。
毎年1992年式 ポルシェ シュトロゼック 911 メガスピードスターでエントリーしておられましたが、今年はちょっとした大人の事情で車両変更となりました。
2013年のジュネーブショーで正式な市販モデルが「アルファロメオ4C」として発表されました。車名の由来となった 直列4気筒ガソリン直噴エンジンは1,750cc ガソリン直噴ターボで最高出力は240馬力を誇ります。
特筆すべきはフルカーボンモノコックを採用したことでありモノコック単体の重量ではわずか65㎏ しかなく乾燥重量は895kg という超軽量スポーツです。
大垣 隆志・大垣 基子ペア
1989年にポルシェ911は3代目の964型に進化しました。先代の930型と比べてそれほど大きな違いは無さそうに見えますが時代の流れに合わせて様々なアップデートが必要となり80%の部品を新規に造ったそうです。
911シリーズで初めて4WDやマニュアルモード付きオートマのティプトロニックをラインナップに加えたり、パワーステアリングやABS、電動格納式リアスポイラーを搭載したりと安全性や快適性が大幅に向上しました。
ちなみにオーナーの大垣さん、ツール・ド・みちのくにエントリーしたいが為に去年このクルマを買ったとおっしゃってました。
ホントかどうかは解りませんがそうおっしゃって頂けると私達スタッフも嬉しいです。
三平 透・鈴木 雅明ペア
バブル景気も絶頂に達した1989年に発表、翌90年に発売されたこのNSX。日本でもようやくフェラーリやポルシェに対抗できるスーパーカーが出たってんで巷はもう大騒ぎになりましたね。
開発にはあのアイルトン・セナや中嶋悟といったF1ドライバーも参加したとか、ボディ剛性を高める為に過酷なコースレイアウトで有名なドイツのニュルブルクリンクを走り込んだとか、こないだまで日産シーマの500万円で驚いてたら今度は800万円だとよ、とかこのクルマにまつわる話は枚挙に暇がありません。
こんなクルマに夢を乗せる事が出来たあの頃が懐かしいですねぇ。
改造車が増える中これほど綺麗にオリジナルを保ったNSXは珍しいです。是非、大事に乗り続けて頂きたいですね。
宗形 武志・岩倉 克幸ペア
先代ケンメリの生産終了より実に16年ぶりとなるGT-Rの復活は衝撃的でした。そのスタイルといい性能といい、これまでのクルマが一気に旧態化して見えるくらいでした。
この当時の日産では90年代までに技術世界一を目指す「901計画」と言うものがありました。その中でも一番の目玉がこのR32GT-Rだったわけです。
『レースに勝つ為に生まれてきた』という形容詞がまさにピッタリで、全日本ツーリングカー選手権をはじめ様々なカテゴリーで向かうところ敵無し!大活躍しました。
ちょうど私(注:アナウンス担当)も免許取りたての頃でこのクルマの登場にはワクワクしましたね。またこのボディラインが鍛えられたアスリートといったイメージで良いですね。
菅野 健一・菅野 聖子ペア
911シリーズの2世代目のモデル通称930ボディですね。『ビッグバンパー』とも呼ばれ我々スーパーカーブームの世代には一番馴染みがあるモデルではないでしょうか。
ただこのスピードスター資料が少ないんですよ。で、色々調べたらありました!麻宮先生の「彼女のカレラ」コミックス3巻!麻宮先生ありがとうございます!
スピードスターは356シリーズの頃に誕生した伝説のモデルだったんですが1989年に930シリーズの最後を飾るモデルとして復活したんですね。
生産台数は2,000台余り。ボディやブレーキは930ターボから流用、剛性も強くライトウエイトで爽快!それがこのスピードスターなんです。