小野寺 浩・小野寺 憲子ペア
車両解説
この当時ライバル各社は700~1,000ccクラスのコンパクトカーを発売しはじめたのですが、日産の社長であった川又克二さんは当初ブルーバードと“同志討ち”になりかねないベーシックカーの開発には消極的で「お金のない方はブルーバードの中古車をお買いになればよろしい」と評する始末だったそうです。
開発陣は商用車開発などの名目で川又社長を説き伏せようやくベーシックカーの開発に漕ぎ付けました。
サニーが大成功したことで、川又も部下たちに対し「サニーの開発をやっておいて良かったな」と反省の弁を残した、という逸話があるんです。